エミレーツ・スカイカーゴは新たに5機のボーイング777型貨物専用機を、2025~2026年中の早期納入契約のもと、正式に発注した。
発注額は10億米ドル規模になり、エミレーツ航空のワイドボディ機の総発注数は315機となる。
2024~2025年度の第1四半期において、エミレーツ・スカイカーゴは卓越した業績を達成した。荷重倍数と搭載重量は一貫して高く、2019年の数値を上回った。新しい貨物専用機の稼働により、メインデッキの輸送能力は30%増加する。これにより、エミレーツ・スカイカーゴは主要市場での貨物積載量の需要に応え、世界中でさらなるサービス向上を図ることができる。
なお、エミレーツ・スカイカーゴは、新しい貨物専用機の納入時期にあわせて旧型の貨物専用機を段階的に引退させることで、航空業界でも最高クラスの新型かつ効率的なフリートの運用を強化し、その取り組みをさらに推進する。
すでに発注した10機のボーイング777Fに加えて、現在貨物専用機へ改装中の 10機の777-300ERにより輸送能力を強化する。これにより、2025年末までに貨物専用機は17機に拡大する見込み。旅客機を活用することで、エミレーツ・スカイカーゴは世界における迅速かつ確実で効率的な物資の移動を引き続き推進し、777、777-F、747F、A350、A380 で構成される機材を活用することで、より柔軟なサービスを顧客に提供していく。