エミレーツ・スカイカーゴは8月13日、東アジアから世界各地への輸送ネットワークを強化したことを発表した。
中国・杭州への旅客便就航に伴い、東アジア・東南アジアから発着する便にて、毎週2万1000トンを超える輸送能力を提供できるようになった。
これにより同社は、アジア以外で本拠地を置く航空会社としては、最大かつ最も多様な路線網を持つこととなり、現時点で同地域の12の国と地域にわたる25都市を結ぶこととなる。
なお、同地域の9都市にて毎週44便の貨物専用機を運航しているほか、東アジア発着のチャーター便を毎週13便運航している。
また自社のネットワークと輸送能力に加え、エアアジアの独占貨物パートナーであるテレポートと戦略的提携を締結しており、アジア域内の100以上の空港にアクセス可能となっている。輸送能力の拡大、柔軟性の向上、新市場への進出だけでなく、東南アジアの企業に対し、欧州、米国、カナダへの接続性強化といった利点も提供している。
エミレーツ・スカイカーゴは今後10年間の成長戦略のもと、東アジアおよび東南アジアを引き続き重点市場として位置付け、増便や新規路線の開設を通じて輸送能力を拡充するとしている。