エミレーツ・スカイカーゴは4月15日、成田国際空港へ週1回の貨物専用機の運航路線を開設すると発表した。
エミレーツの貨物専用機によるグローバルな運航路線ネットワークは38に増え、成田と中東を結ぶ初の貨物専用直行定期便により、より迅速かつ柔軟な輸送が可能となる。
これまでの関西国際空港への週2回の貨物専用便に加え、成田国際空港路線の開設により、片道あたり100トン、貨物容量が増加する。
想定される輸送貨物は、自動車部品、機械部品、半導体部品、医薬品などが含まれる。
成田国際空港は、日本一の貨物取扱額を誇る国内最大の空港であり、今後「新しい成田空港」構想において更なる投資が割り当てられることで、東アジアの貨物ハブ空港を目指している。
エミレーツ・スカイカーゴ部門のバドル・アッバス上級副社長は、「貨物専用便網の拡大は、10年戦略ロードマップの優先的重要事項であり、増量された搭載容量を持つ最新のボーイング777フレイター型機の納入のタイミングに合わせ、新しい市場開拓が可能になる」と述べている。
「成田国際空港での当社の世界クラスの製品とサービスに対する需要は、特に医薬品や消費者向け電子機器において着実に増加しており、現在日々の旅客便の貨物室経由で輸送されている。また、大型貨物および特殊形状貨物は関西国際空港を経由している。成田国際空港への貨物専用便の開設により、ドバイおよびその先の世界中の顧客へ向けたサービスの質を向上しながら、同社の日本での事業を拡大することができる」と話している。
成田国際空港/統合報告書2024発行 『新しい成田空港』構想などまとめ