ラサール不動産投資顧問とNIPPOは8月2日、埼玉県加須市で共同開発していたマルチテナント型物流施設「ロジポート加須」を7月30日に竣工したと発表した。
<ロジポート加須>
「ロジポート加須」は地上4階建て延床面積12万1400m2で、すでに日本通運や日建リース工業などの入居が決定している。
東北道や圏央道と至近で、首都圏全域や東北地方への輸配送に対応可能な拠点。工業専用地域に立地しており、24時間のオペレーションが可能で、JR東北本線「東鷲宮駅」から発着するバスの停留所から徒歩1分のため、従業員の通勤利便性の良さも兼ね備えている。
施設内には、1階と4階にカフェテリアを配置し、24時間利用可能なセルフレジの売店もオープンする予定。
倉庫部分は、大型のシングルランプウェイによって各階に配送車が直接着車可能で、1~3階は高床倉庫(プラットホーム1m)、4階は低床倉庫。最小2145m2から1フロア最大2万4420m2まで分割賃貸に対応しており、大小さまざまなテナントニーズに対応することができる。
建物設備では、全館LED照明で省電力化や環境に配慮し、CASBEE(建築物総合環境性能評価システム)の評価「Aランク」の認証取得を予定。また、72時間対応の非常用発電機を備えることで、利用者の安全確保やテナントのBCP(事業継続計画)にも対応している。
■ロジポート加須 概要
所在地:埼玉県加須市豊野台1-317ー6
敷地面積:5万3016.60m2
延床面積:12万1437.34m2
構造:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、地上4階建
用途:マルチテナント型物流施設
着工:2020年5月1日
竣工:2021年7月30日