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ESR/レッドウッド弥富DCの株式の一部をM&Gへ売却

2021年08月25日/物流施設

ESRケイマン・リミテッド(ESR)とM&G Real Estate Asia(M&G)は、アジア太平洋地域において59億ドルの運用資産(2021年6月30日時点)を有するM&G Asia Property Fundの代理としてM&Gが、「レッドウッド弥富ディストリビューションセンター」(RW弥富)を所有するESR傘下のシンガポール籍のジョイントベンチャー(JV)の重要な株式を取得したと発表した。

<レッドウッド弥富ディストリビューションセンター>
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このJVの主力株主はESRが運用する Redwood Japan Logistics Fund II(RJLF II)であり、RJFJⅡが保有していた全株式を今回M&Gへ売却したことにより「RW 弥富」の資産価値は2億米ドルを超える。

ESR、M&GおよびこのJVの投資家は、日本の物流不動産への投資が引き続き旺盛であり、中部圏のテナント需要の回復と物流施設の空室率低下傾向を背景に、「RW 弥富」は長期的な投資価値を提供できる理想的なポジションにあると考えている。

2018年2月に愛知県弥富市に完成した「RW 弥富」は、地上4階建て、スロープ式のマルチテナント型物流施設で、賃貸面積は約9万5000m2。名古屋市内から約15kmに位置し、伊勢湾岸自動車道「湾岸弥富 IC」より 3.5km、名古屋コンテナターミナルまで6.4kmなど交通アクセスに優れ、広域配送および海上・国際貨物の配送拠点として活⽤できる中部圏屈指の物流拠点だ。

現在、大手3PL企業を含む6社が入居している。

<建物エントランス・アメニティエリア>
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<倉庫部分>
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ESRは国連の持続可能な開発目標(SDGs)や ESG を重視し、2025 年までに達成すべき⽬標を明記した「ESG 5 か年ロードマップ」を策定し、持続可能な物流施設の開発に積極的に取り組んでいる。「RW 弥富」でも出力2.3MW のメガソーラー(大規模太陽光発電所)を屋根に設置し、全館 LED照明や環境配慮型照明システムの導入、外壁に断熱性能の高いサンドイッチパネル、ヒートポンプ式空調、節水型衛生器具の採用など環境負荷低減に配慮した建築計画により、CASBEE1A ランク評価および LEEDゴールドを取得している。

また、ESRは基本理念「HUMAN CENTRIC DESIGN.」に基づき、働く人たちにとって快適で魅力的な施設作りに力を注いでおり、「RW 弥富」には託児所(BARNKLÜBB バーンクラブ)、休憩ラウンジ(KLÜBB Lounge クラブラウンジ)、ショップ(KLÜBB Shop クラブショップ)など働く人が心身を癒し快適に過ごすことのできる環境を提供している。

<KLÜBB Lounge(休憩ラウンジ) >
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<BARNKLÜBB(託児所) >
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ESR のスチュアート・ギブソン共同創設者兼共同CEOと、M&Gのリチャード・ヴァン・デン・バーグファンドマネージャーは、「今回の RW 弥富の取引は、2021年4月にクロージングした ESR 市川ディストリビューションセンターの株式売却に次ぐ、日本市場で今年2件目のコラボレーションで、アジア太平洋地域で ESRとM&Gの関係をさらに深めることができ、大変嬉しく思っている」のコメント。

さらに、スチュアート・ギブソン共同創設者兼共同CEOは「今回の取引は、資本パートナーと ESR が賃貸管理やその他の積極的に資産管理を行いながら長期的な価値を追求するために、近年竣工した物件を新しい投資ビークルやジョイントベンチャーに移す、というESRのビジネスモデルを継続的に検証するもの。M&G アジア・プロパティ・ファンドを単体の物流不動産を長期的に運用するための JV のパートナーとして選んだのは、彼らの資産運用額59億米ドルという規模と経験豊富な不動産の専門家の管理下で運用されるオープンエンド型ファンドである点、そして価値観・想いを共有できるから」とも述べている。

■施設概要
名称:レッドウッド弥富ディストリビューションセンター
所在地:愛知県弥富市狐地 4-152
⽤途地域:市街化調整区域
敷地面積:4万8823m2
延床面積:9万9608m2
構造:地上4階建 S造 耐震構造
竣工:2018年2月28日

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