ヤフー、フルタイムシステム、ヤマト運輸の3社は8月25日、ヤフーが提供するネットオークションサービス「ヤフオク!」とフリマアプリ「PayPayフリマ」の商品を、フルタイムシステムの宅配ロッカー「フルタイムロッカー」から非対面で発送できるサービスを開始すると発表した。
今後、フルタイムシステムが全国のマンションに宅配ロッカーの設置を順次進め、2022年1月のサービス開始を予定している。宅配ロッカーは、2023年3月までに全国3000棟での導入を目指す。
同サービスでは、フルタイムロッカーが設置されたマンションの住人が「ヤフオク!」「PayPayフリマ」の商品の発送方法で「宅配ロッカー」を選択すると、自宅マンション内のフルタイムロッカーに商品を入庫するだけで、ヤマト運輸が商品を集荷し非対面で発送手配を完了することができる。
ヤフーとヤマト運輸は、2016年に「ヤフオク!」「PayPayフリマ」向けの匿名配送サービス「ヤフネコ!パック」を提供開始、2018年にオープン型宅配便ロッカー「PUDOステーション」からの非対面発送に対応、2020年にはポスト投函型配送サービス「ネコポス」を個人間取引の最安値で提供開始している。
また、ヤマト運輸の配送商品「EAZY」の導入で、置き配を含めた多様な受け取り方を可能にするなど、利用者の利便性向上に向けた取り組みを行ってきた。
今回のフルタイムシステムとの連携によって、商品の受け取りだけでなく発送の利便性を高めることで、ユーザーへさらなる付加価値を提供していく。