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トナミHD/兵庫県尼崎市の物流拠点を大型先進物流施設に更新

2021年08月26日/物流施設

トナミホールディングスは8月26日、グループの中核事業会社であるトナミ運輸が、基幹事業である貨物自動車運送事業並びに3PL(サードパーティーロジスティクス)事業の更なる成長を目指し、物流拠点の更新を行うと発表した。

<施設イメージ図>
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<位置図>
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同社グループで展開している第22次中期経営計画における重点戦略「輸送サービスと物流サービスの連携強化と、新規流通センター開発を通じた事業の成長」の一環として、施設が狭隘で老朽化した現尼崎支店を移転更新し、関西地区での物流機能の充実・強化をはかるもの。

狭隘で老朽化した現尼崎支店を、3PL機能を大幅に増強の上、同社施設では最大の延べ床面積を持つ大型物流拠点として移転更新する。日鉄興和不動産がBTS(Build ToSuit)型物流施設として着工する「LOGIFRONT 尼崎III」に入居する。

尼崎支店(仮)は大阪市中心街から10km圏内に位置し、阪神高速道路湾岸線「尼崎東海岸 IC」から約 1km、「中島 IC」から約 4km、阪神高速道路神戸線「尼崎東 IC」並びに「尼崎西 IC」から約 5km で関西圏全体を網羅する広域配送の物流拠点として計画している。

倉庫棟は1階を貨物自動車運送業の更新強化拠点、2から4階を3PL事業の新拠点とし、また、小規模ながら危険物倉庫及び屋外貯蔵施設も併設した施設となっている。

また、1階をSRC構造にすることで南北の両面バースや防火区画の全面シャッター対応を可能とし、物流効率化が図れる施設としたほか、BCP対策として、津波・高潮を想定した受変電設備の嵩上設置の対策を、環境への取り組みとして全館LED照明の採用に加え、年間発電量約1670kWhの自家消費型太陽光発電システムの導入によって施設電力使用量の一部を再生可能エネルギーで賄い、施設の脱炭素化を促進していくとしている。

■新物流拠点の概要
名称:尼崎支店(仮)
所在地:兵庫県尼崎市東海岸町 20-10、27-2
敷地面積:2万3382m2
延床面積:4万9066m2
建物構造:鉄骨造(一部 SRC 造)6階スロープ型
竣工:2023年1月末予定
供用:2023年2月予定

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