横浜冷凍(ヨコレイ)は8月30日、冷蔵倉庫および研修施設の横浜みらいサテライト・横浜みらいHRDで使用する電力を8月26日より全て100%再生可能エネルギー電力に切り替えたと発表した。
従来の温室効果ガス排出量削減の取り組みに加え、横浜みらいサテライト・横浜みらいHRD(2020年竣工)で使用する電力を、同社初となる100%再生可能エネルギー電力で賄うもの。
冷蔵倉庫は大量の電力を必要とするが、100%再生可能エネルギー電力による運営を開始することで、同社の全冷蔵倉庫の100%再生可能エネルギー電力運用化(RE100)も視野に入れた実証実験とし、引き続き低炭素社会の実現に向けた取り組みを推し進めていくとしている。
なお、同社は食に携わる企業として、環境問題に対し早くから取り組んでおり、フロンガスから自然冷媒への切り替え、大規模屋上太陽光発電装置の設置、省エネ型冷凍機の採用など、様々な施策を進めてきた。特に屋上太陽光発電には力を入れており、グループ全体の発電能力6.5MWは、業界最大の規模となっている。
2020年11月にはヨコレイサステナビリティビジョン2030を策定し、2030年の温室効果ガス排出量40%削減(収容能力あたり、2015年比)、をはじめ、各種定量目標・定性目標達成のための取り組みを行っている。