商船三井は11月2日、Vale International(ヴァーレ社)と主に製鉄用原材料の鉄鉱石を海上輸送する際に排出される温室効果ガス(GHG)を削減すべく、風力を活用した推進補助装置「Rotor Sail(ローターセイル)」を既存の20万トン級ばら積み船に搭載することを共同で検討することに合意したと発表した。
ローターセイルは、航行中、回転しているローターに風が吹き込み、ローター周りに圧力差が生じることで推進力を獲得する。自然エネルギーを電気等に変換しないため、高い推進効率が得られるのが特徴。
商船三井とヴァーレ社は、2018年に新造ウルトラマックス型ばら積み船にローターセイルを世界で初めて搭載した英国のローターセイルメーカーAnemoi Marine Technologies (アネミイ社)の協力も得ながら、今後搭載するローターセイルの数や、GHG削減効果を検討・検証していく。
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