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UDトラックス/クオンなど1万7587台をリコール

2021年11月08日/IT・機器

UDトラックスは11月8日、「クオン」など2車種21型式・計1万7587台のリコールを国土交通省に届け出た。

<改善箇所説明図>
20211108ud - UDトラックス/クオンなど1万7587台をリコール

フロント及びインターアクスルプロペラシャフトで、ユニバーサルジョイント組付け時の軸方向ガタ調整工程が不適切なため、当該ジョイント部の軸方向のガタが許容値を超えているものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、グリースが漏れ出し泥水等がベアリングカップ内に浸入して、グリースの劣化による潤滑不足でベアリングが焼き付き、ユニバーサルジョイント部が破損し、最悪の場合、プロペラシャフトが脱落して走行不能となるおそれがある。

改善措置として、全車両を対象にユニバーサルジョイント部のガタ量を計測し、許容値を超えるものは良品に交換する。

ただし、良品の準備に時間を要することから、「ユニバーサルジョイント部にグリースが給脂できない場合は、良品に交換する」「ガタ量が0.3mm以上の場合は、当該プロペラシャフトを良品に交換する」「ガタ量が0.1㎜を超え0.3㎜未満の場合は、グリースを5,000㎞又は6か月毎のいずれか早く到達した時点で給脂を行い、準備ができ次第、良品に交換する」といった暫定措置を行う。

なお、当該ジョイント部のガタ量の許容値(0.1mm以下)については、市場措置での確実な改善を期すため、その信頼性を改めて確認したうえで恒久措置に切り換える。

同不具合は市場からの情報提供によって発見されたもの。不具合件数は81件で、1件の物損事故が発生している。

■型式等は下記URLを参照
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001430363.pdf

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