物流スタートアップのsoucoは11月24日、イオンモールが開催した「第1回イオンモール共創プログラム」に採択企業として選出されたと発表した。
souco社は、物流施設や倉庫の空きスペースを抱える企業と、スペースを必要とする荷主企業の情報を集約するとともに、輸送の手配も可能とするシェアリング型物流プラットフォームサービス「souco」を展開している。
2019年6月の正式サービス開始後、登録アカウント数は順調に増加し、2021年11月時点での倉庫提供アカウントと倉庫利用(荷主)アカウントの合計数は2000を超え、全国1200拠点を超える倉庫の空き情報がsoucoに集約されている。
soucoでは、アカウント登録企業に対して1年未満の短期利用を中心とした倉庫利用の提案を行っており、段ボール1箱から全国一律料金で保管できる従量制保管サービスの提供のほか、数百~数千坪での大口の利用のマッチング、また、輸送サービスの提供や、マルチテナント型物流施設等での空きスペースの館内シェアリングサービスの提供なども行っている。
souco社では、これら経験を生かして、今後、イオンモールの共創パートナーとして実証準備を行い、効果検証を見据えながら新事業の検討を進めていく。
「イオンモール共創プログラム」は、イオンモールが多様な企業と連携し、革新的なビジネスやサービスを生み出す事を目的に、共に事業創造するスタートアップ企業を募集するオープンイノベーションプログラム。
第1回となる今回は、地域社会の課題や消費環境の大きな変化を視野に入れ、「イオンモールのリソースを活用した社会・地域課題の解決」「次世代ショッピングモールの創造」「新たな事業領域の創造」というテーマから、スタートアップ企業とともに「新たな暮らしの未来」を共に事業創造することを目指している。