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上組/バイオマス燃料輸送に電気推進船導入、2023年運航開始

2021年12月15日/IT・機器

上組、関西電力、e5ラボの3社は12月14日、相生バイオマス発電所(兵庫県相生市)への燃料輸送に電気推進船1隻を導入することに合意した。

<電気推進船イメージ>
20211215kamigumi21 520x343 - 上組/バイオマス燃料輸送に電気推進船導入、2023年運航開始

<航路イメージ>
20211215kamigumi22 520x380 - 上組/バイオマス燃料輸送に電気推進船導入、2023年運航開始

電気推進船の導入は、近年課題となっているサプライチェーン全体のゼロカーボン化に向けた取組みの1つ。導入する船舶は、小型発電機と大容量蓄電池を備え、従来のディーゼル船比で運行時のCO2排出量を最大50%削減する。運航開始は2023年5月を予定しており、神戸港から相生バイオマス発電所まで運航する。

上組では、これまで港湾に設けた倉庫屋根での太陽光発電設備の導入など、国土交通省が推進する「カーボンニュートラルポート」実現に向けた取組みを行っている。今回の内航貨物輸送サービスへの電気推進船の導入もその一環で、今後も継続していく考え。

バイオマス燃料の輸送船に電気推進船を導入するのは世界初の事例となる。

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