日本郵船は1月20日、中国の大連海事大学と上海海事大学の学生計82人を対象に奨学金を授与したと発表した。
2001年度から始まったこの奨学金制度は今回で21年目となる。
大連海事大学では、去る12月23日にオンライン式典が行われ、46人の生徒に奨学金が授与された。
上海海事大学では翌日の12月24日にオンライン式典が行われ、国際的な視野を持ち社会的責任と知性ある人材に成長してほしいとの期待を込めて36人の生徒に奨学金が授与された。
両校の式典で、日本郵船の髙泉宏康中国総代表は、コロナ禍においても学生への教育環境を提供する大学及び、学業に勤しむ学生に対して賛辞を述べ、また、コロナ禍における同社の安全対策などの取り組みを紹介し、大学で得た専門知識と経験を将来海運業界で発揮していただきたいと激励の言葉を贈った。
同社は、教育支援を通じた社会貢献活動の一環として2001年から両校の学生に対する奨学金制度を継続しており、授与した学生は今回で延べ1365人となった。同社は今後も、良き企業市民として社会に貢献するため海事教育の支援を継続するとしている。
