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アルプス物流/4~12月の売上高17.9%増、営業利益46.6%増

2022年01月28日/決算

アルプス物流が1月28日に発表した2022年3月期第3四半期決算によると、売上高853億7500万円(前年同期比17.9%増)、営業利益47億3400万円(46.6%増)、経常利益45億7200万円(41.8%増)、親会社に帰属する当期利益26億6000万円(39.6%増)となった。

主力事業である電子部品物流事業の売上高は475億1000万円(27.1%増)、営業利益30億6500万円(60.9%増)となった。

電子部品業界においては、IoT、5G、DXといった潮流の中で、通信・情報機器向けの需要が増加している。自動車関連でも電子化、EV化の流れの中で、電子部品の需要が増加している。一方、足元の半導体不足などに伴うメーカーの生産調整もあり、取り扱い貨物量への影響が見通しにくい状況にある。

同社では、前期に引き続き、地域(エリア)と市場・顧客の2つの軸で業容の拡大を図った。エリア戦略としては日本や中国などの既存展開エリアにおける衛星拠点の整備、更にインド・東欧などの拠点・ネットワークの整備に取り組んでいる。市場・顧客戦略については主力の電子部品メーカーや商社などの取引先に加え、自動車・産業機器関連の取引先の拡大を目指している。

消費物流事業の売上高は205億7400万円(1.7%増)、営業利益10億9100万円(9.8%増)となった。

消費物流を担う流通サービスは、消費物流の川上にあたる企業間物流の取り込み、メディカル・化粧品などの商品センター業務の拡大、生協宅配ビジネスの拡大に取り組んでいる。

第3四半期連結累計期間では、新規に稼働を開始したメディカル関連が寄与、また、コロナウイルス長期化に伴う在宅生活様式の定着により通販・宅配需要は高水準の状態にある。減価償却費や燃料費などのコスト増加要因があったが、自働化による効率化や各種経費の削減などにも取り組んだ結果、増収増益となった。

通期は、売上高1120億円(11.4%増)、営業利益56億5000万円(19.6%増)、経常利益54億5000万円(10.6%増)、親会社に帰属する当期利益31億5000万円(8.6%増)を見込んでいる。

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