ジャパン マリンユナイテッド（JMU）は2月15日、三重県の津事業所で建造していたBENEFIT TRANSPORT（ベネフィット トランスポート）向け次世代省エネ型バルクキャリア「GOLDEN KIKU（ゴールデン キク）」を引渡した。
＜GOLDEN KIKU＞
同船は、JMUがパナマックスバルクキャリアの次世代船として開発した「G-Series 80,800DWT型」の発展形となる「J-Series 82,400 DWT型（J82BC）」の第10番船として建造した。
JMU独自の省エネデバイスである「Super Stream Duct」「SURF-BULB」「ALV-Fin」の最適化により、大幅な燃費削減を達成しているほか、新騒音規則にも配慮した低風圧居住区の採用で実海域性能を向上。
従来デザインのG81BCに対して載貨重量を増加しつつ燃費性能を向上させたことで顧客ニーズに応えるとともに、温室効果ガス（GHG）排出規制であるEEDI（エネルギー効率設計指標）に対してPhase2レベルに達しており、環境ニーズに配慮している。
■GOLDEN KIKU概要
全長：229.00m
幅：32.26m
深さ：20.20m
喫水：14.55m
載貨重量：8万2459トン
総トン数：4万4318
主機関：MAN-B＆W 6S60ME-C8.5-EGRBP ディーゼル機関1基
航海速力：14.50ノット
定員：25名
船級：NK
船籍：パナマ
