プラスオートメーション(+A)は4月6日、遠州トラックの食品卸向け夜間TC拠点に、可搬重量15kgの仕分けロボット「t-Sort cb15」を活用した月額定額制サブスクリプションサービス「RaaS(Robotics as a Service)」の提供を開始した。
<現場動画>
従来、同拠点では夜間帯にベテラン作業者を募り、入庫した重量物商品(10kg程度)を商品の文字列を参考にしながら卸事業者別に手仕分けを行い、翌早朝に配送していた。そのため、夜間帯の人手不足とベテラン作業者の確保難、作業者への身体的負担等が課題となっていた。
今回導入したシステムは、9台の仕分けロボットと60口のシュートで構成。ロボットは+Aの独自開発システム「+Hub」を通じてOCR(光学文字認識)スキャナーと連携しており、作業員がOCR(光学文字認識)で商品コードを読み取ると、ロボットが対象のシュートへ荷物を自動で搬送する仕組みとなっている。
これにより、商品の仕分けと運搬を自動化し、作業の省人・省力・平準化を実現。同時に、作業員同士の非接触・非対面化を加速し、感染症対策にもつなげた。
+Aと遠州トラックは、今回の取り組みを契機にさらなる課題解決や改善をともに継続し、今後も食品卸業界を始めとする流通・物流業界の改題解決に継続して取り組んで行くとしている。