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福岡運輸/長崎県諫早市に冷凍冷蔵倉庫を5月14日竣工

2022年05月10日/物流施設

福岡運輸は5月9日、グループ会社のナガサキロジスティクスが開発を進めていた環境とBCPなどに配慮した長崎物流センターが完成したと発表した。

<ナガサキロジスティクス長崎物流センター>
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<トラックバース付近>
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<内部の様子>
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この施設は敷地面積1万5650m2、延床面積4720m2、鉄骨造平屋建て一部2階建てで、冷凍冷蔵倉庫をメインとした運送営業所を併設した物流施設。

冷凍・冷蔵・常温3温度帯対応可能で、集荷配送・保管・在庫管理・仕分け等一体とした管理が可能だ。また、福岡運輸グループの一員とし全国エリアの配送、10t車~2t車までの冷凍車による仕事の内容により対応が可能。

同社は他に諫早物流センター(諫早IC約5分)飯盛倉庫(冷蔵専用)などの創業50年以上の冷蔵倉庫の運営実績があり、全国の冷蔵倉庫と連携も可能となっている。

脱フロン、自然冷媒採用の冷凍機(CO2単体は長崎県初)を採用(日本熱源システム製)。諫早市と2022年4月25日「災害時での物資の保管及び輸送に関する協定」も締結。

設備面では、オートシェルター、自社開発フロアヒーター、ドアガードA-safe他県内初採用。乗用車EV充電対応、太陽光自己消費(2期工事)、非常用発電設備(2期工事)も装備している。

<国際第1号機械式冷凍車>
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なお、5月14日には諫早市の大久保潔重市長を迎えて竣工式を開催するが、式には未来技術遺産「国際第1号機械式冷凍車」も現行車と並べて展示。

福岡運輸は日本で初めて「冷凍車」を走らせた会社。1号車は1958年に登録されたものだが、完全復元された「国産第1号機械式冷凍車」が重要科学技術史資料「未来技術遺産」第100号に登録されている。普段は、屋内保管されており、屋外でしかも間近で見れる貴重な機会となる。

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