サンケイビルと長谷工総合開発は7月22日、2社で共同開発する3温度帯対応のマルチテナント型物流施設「千葉市美浜区新港物流施設計画」が着工したと発表した。2027年6月末の竣工予定。
＜外観イメージ＞
施設は延床面積約5万4600m2の地上4階建てで、1・2階は冷凍・冷蔵倉庫、3・4階はドライ倉庫とし、3温度帯に対応する。
スロープにより1階と3階にバースを配置し、最大4テナントが入居することを想定しており、食品、医薬品、日用品など、温度帯の異なる多様な物流ニーズに応える計画だ。
＜広域図＞
＜狭域図＞
施設は千葉湾岸エリアに立地し、アクセスにも優れる。
京葉道路「穴川IC」から約5.9km、東関東自動車道「湾岸千葉IC」から約7.2kmと、迅速な都心配送が可能。首都圏全域をカバーする広域配送拠点とする。
なお、施設の最上階には、従業員が利用できる海を眺めるラウンジを2か所設置。働きやすい環境を整える。
CO2を使用した環境負荷の少ないノンフロン仕様とするほか、BCP（事業継続）対応として、非常用発電機の設置や環境性能にも配慮した設計とする。
■施設概要
所在地：千葉県千葉市美浜区新港
アクセス：京葉道路「穴川IC」約5.9km、東関東自動車道「湾岸千葉IC」約7.2km
敷地面積：2万5152.05m2（7608.50坪）
延床面積：5万4600.37m2（1万6516.61坪）
規模 ：地上4階建スロープ型
温度帯 ：冷凍（-25℃）、冷蔵（+5℃）、可変（-25℃～+5℃）、常温
着工時期：2025年7月
竣工予定：2027年6月
サンケイビル／シリーズ初の冷凍冷蔵倉庫を埼玉県春日部市に着工
