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首都圏高速道路/首都高長距離利用が減少し、都心通過が減少

2022年05月24日/調査・統計

国土交通省は5月24日、首都圏の高速道路がより効率的に賢く使われるよう、本年4月より首都高速道路等の料金改定が実施されたが、料金改定後の交通状況を発表した。

<都心通過交通量の推移>
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それによると、料金改定後、「首都高速の長距離利用が減少し、都心通過が減少」、「千葉外環の利用が増え、都心通過が減少」、「深夜利用が増加する一方、朝夕のピークなど日中の利用が減少」、「首都高速の渋滞が緩和」といった状況が確認された。

「首都高速の長距離利用が減少し、都心通過が減少」では、首都高速の全体交通量はコロナによる行動制限のあった前年とほぼ同水準。距離別では、長距離(36km超)の利用が減少。一方、短距離の利用は増加(回復)。都心通過利用が減少となった。

「千葉外環の利用が増え、都心通過が減少」では、千葉外環迂回利用割引が適用される三郷⇔神奈川方面は、6号三郷線経由の利用が減り、都心通過利用の減少に寄与。6号三郷線の渋滞損失時間は7%減少、6号向島線の渋滞損失時間は9%減少。

<深夜利用の推移>
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「深夜利用が増加する一方、朝夕のピークなど日中の利用が減少」では、首都高速で新たに深夜割引が導入された0時~4時の交通量は前年比で13%増加。4時~24時の交通量は2%減少。
朝ピーク時間帯(7時台)の交通量は4%、夕ピーク時間帯(17時台)の交通量は2%減少した。

「首都高速の渋滞が緩和」では、首都高速の渋滞損失時間は前年比で10%減少(コロナ禍前の2019年比で28%減少)だった。

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