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日立物流/2021年度エコシップ・モーダルシフト優良事業者に

2022年05月24日/SCM・経営

日立物流は5月24日、「2021年度エコシップ・モーダルシフト優良事業者」表彰において「海運モーダルシフト大賞」を受賞したと発表した。

海上貨物輸送へモーダルシフトを行い、環境負荷の低減に貢献した事業者の中で、革新的な取り組みを行い、最も貢献度が高い事業者が「海運モーダルシフト大賞」として表彰される。

主催は、エコシップ・モーダルシフト事業実行委員会。今回は顧客(住友精化、ユニ・チャームプロダクツ九州工場)と同社、同社グループ会社のバンテックの取り組みが評価され、共同で受賞した。

<取り組み図イメージ図>
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従来、住友精化姫路工場からユニ・チャームプロダクツ九州工場間の原材料輸送は、全行程をトラックで輸送しており、将来にわたりトラックドライバーの安定確保と環境負荷の低減に取り組む必要があった。

そこで、神戸港~門司港間を内航船活用による輸送へモーダルシフトすることでトラックの長距離輸送をなくし、安定輸送の確保とトラックドライバーの負荷軽減、CO2排出量の削減を実現。また、輸出用の海上コンテナを国内輸送に転用し、輸送車両の大型化により運行回数を削減することで、輸送の効率化を図った。

主な効果は、CO2排出量を年間で対トラック輸送比61.8%削減。13tトラックから26t積載可能な海上コンテナを使用し輸送することで1輸送あたりの積載量が倍増。海上コンテナを国内輸送へ転用することで、国内における原材料輸送と海外への製品輸出を同一コンテナで運用可能。

日立物流グループは、CO2排出量を2030年度50%削減(2013年度比)、2050年度のカーボンネットゼロをめざす「環境中長期目標」を策定し、持続可能な社会の実現に貢献するとしている。

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