日本郵船は7月11日、外航海運と船員の仕事について、楽しみながら学べる子ども向けの学習参考書とオンラインゲーム「うんこドリル 海の物流」を文響社と共同で制作したと発表した。
このうち、学習参考書については今後、各地の小学校へ寄贈し、子ども向けのイベント等でも配布を予定している。
<「うんこドリル 海の物流」を共同制作>
「うんこドリル」は、「うんこ」をキーワードに学びのハードルを下げ、楽しみながら学べる学習参考書。法人や自治体・官公庁とのタイアップによる学問の領域を超えた多様なテーマの啓発を行っている。
近年、世界の外航海運業界で船員需要が高まっているが、「日本の若年層の間では船員という職業があまり認知されていないのが実情」と同社。
そこで、日本郵船では将来なりたい職業の一つに、船員の名前が挙げられるよう“郵船みらいプロジェクト”という活動を通じて、船を身近に感じてもらう機会を提供している。
今回の取り組みもその一環で、子どもたちに人気の文響社のキャラクターを通じて、多くの子どもたちへの海事普及を目指し、文響社との共同制作に至った。
同社は今後も、同プロジェクトを通じ次世代を担う子どもたちに海運業界や船舶の魅力を伝え、親しみを持ってもらえるよう活動を続けるとしている。