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フクビ化学/プロロジスと物流倉庫用の樹脂製フォークガード開発

2022年12月12日/IT・機器

フクビ化学工業は12月12日、物流施設や倉庫・工場などにおいて、フォークリフトの壁面衝突を回避させる視認材「樹脂製フォークガード175」を、プロロジスと共同開発し、同日ブランド発売を開始したと発表した。

<「樹脂製フォークガード175」を開発>
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<視認性に優れ、衝突を回避させる>
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「樹脂製フォークガード175」の特徴は主に4つ。1つ目は、視認性の高さ。注意喚起を促す「黄色」を樹脂自体に着色して成形し、倉庫内でのフォークリフト作業時に、リフト作業者に壁が近くにあることを認識させ、壁面への衝突を回避させる。2つ目は軽さ。中空樹脂のため1本の重さが3.3kgと軽量で(鋼製の半分以下の重さ)、最大4本同時に持つことが可能。現場作業者の負荷を軽減し、また切断・穴明けが容易だ。

<分別リサイクルも可能>
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3つ目はメンテナンス性に優れ、オールアンカーの物理固定だけなので、万が⼀の破損時には、固定ナットを外して簡単に破損した本体を交換できること。4つ目は単一素材で、物理固定のみ(接着剤不使用)のため、使用後の素材回収(分別リサイクル)も可能となっている。

フォークガード材は鋼鉄製が一般的だが、衝突した際に傷の塗りなおしなどの補修が必要となり、またフォークリフトに傷がついてしまうという課題がある。更に、重いため施工・加工を行う現場作業者の負担が大きく、また持続可能な社会に向けた取り組みに向けたリサイクル性という観点も求められている。こうした背景を踏まえ、両社は「樹脂製フォークガード175」を開発した。

■「樹脂製フォークガード175」製品概要
製品規格:巾131㎜×高さ175㎜×長さ1000㎜ 樹脂厚み4㎜ 座金同梱の本体4本セットを準備価格:10000円/本(梱包単位価格 40000円/箱)
販売方法:物流施設倉庫や工場への提供

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