飯野海運は12月14日、同社が保有し、グループ会社のイイノマリンサービス(IMS)が船舶管理を行う大型LPG(液化石油ガス)船 「MAPLE GAS」が、ロッテルダムに本部を置くグリーンアウォード財団から「Green Award Certificate」を取得したと発表した。
<「Green Award Certificate」認証マーク>
Green Award Certificate は、グリーンアウォード財団による会社審査と本船審査を経て、高い品質と安全性、環境性能を併せ持つと認められた船舶およびその船舶管理会社に与えられる認証。
同認証を持つ船舶は、その趣旨に賛同する日本や北米、欧州を中心とした各港から入港料割引などのインセンティブを受けることができる。
IMSは、2004年に日本の船舶管理会社で初めて同認証を取得しており、このたび新たに「MAPLE GAS」が対象に加わった。LPG船での認証取得は、日本の船舶管理会社で初となる。
グリーンアウォード財団は、1994年にオランダ運輸省とロッテルダム港湾局が設立した非営利組織。高い品質と安全性、環境性能を併せ持つ船舶およびその管理会社に認証を与え、インセンティブを享受できるようにすることで、持続可能な海上輸送を促進することを目的に活動している。