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DHLサプライチェーン/ボルボの日本国内保守部品物流業務を受託

2022年12月20日/3PL・物流企業

DHLサプライチェーンは12月20日、スウェーデン・イエーテボリに本拠を置く乗用車メーカーのボルボ・カー・コーポレーションの日本法人であるボルボ・カー・ジャパンより保守部品の物流業務を受注し、千葉県の浦安ロジスティクスセンターにおいて業務を開始したと発表した。

<オープニングセレモニーの集合写真>
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浦安ロジスティクスセンターは、近年日本国内での需要が増しているボルボの乗用車事業を支えている。首都高湾岸線の至近に位置し都市部へのアクセスが良好な立地を生かして、より迅速な配送を実現すると共に、物量の成長と波動への対応を可能とする高い柔軟性を備えた施設となっている。

DHLサプライチェーンは、保守部品の保管、首都圏のディーラー向けの配送、カスタマーサービス、使用済交換パーツの回収を含む物流サービスを提供。1日昼・夜の2便体制で、昼便は受注後3時間以内に配送するというボルボのLDCコンセプトに基づき、従来の中京圏1拠点体制を見直し、関東にも物流拠点を持つことで、東京・神奈川・千葉・埼玉のボルボディーラーに対するサービスレベルの向上を実現した。また、配送距離が短縮され、CO2排出量が削減されるとともに、災害等発生時の事業継続計画(BCP)の強化にも寄与する。

DHLサプライチェーンのシモン・ウォロノフ サービスロジスティクス事業本部長シニアディレクターは、「当社はスウェーデンやドイツ等、他の国々でボルボ社へ保守部品物流を提供しており、このグローバルなパートナーシップを活用することが日本でのプロジェクトの成功に不可欠だった。ボルボ社が欧州で導入していて他の地域でも積極的に展開を図っているLDCコンセプトを、私たちは関東における保守部品物流の運営でも導入し、ボルボ社の保守部品サプライチェーンに付加価値をもたらすことができるよう、プロジェクト全体を通じてボルボ社のチームと緊密に連携を取りながら進めてきた。その結果、世界中のベストプラクティスを展開しながら、日本国内のスキルと経験を生かすことにより、プロセスを最適化することが可能になる。さらに、持続可能な未来を実現する取り組みを行っている両社の間には強い文化的適合性があり、両社で協力しサステナブルな取り組みを推進していく」と述べている。

ボルボ・カー・ジャパンのマーティン・パーソン社長は、「欧州ですでに導入され大きな成果を上げている、LDCコンセプトに基づいた物流拠点を、日本に開設することができてうれしく思う。保守部品の物流管理において、東日本での最適化は弊社の最優先事項。強力なパフォーマンス管理、積極的な継続的改善文化、最適化されたサプライチェーンコスト、サービスロジスティクスネットワークとフレキシブルな対応力を兼ね備えたDHLサプライチェーンは、ボルボディーラーのパフォーマンス向上と顧客満足度向上を目指す上で、理想的なパートナーと言える。DHLサプライチェーンのグローバルな知見とローカライズされたノウハウ、サステナブルなロジスティクスの取り組みは、当社のビジネスの成長における優先事項に合致し、両社において強力なビジネスフィットを生み出すと感じている」とコメントしている。

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