DHLサプライチェーンは8月21日、北海道千歳市で半導体関連産業向けの「DHL千歳ロジスティクスセンター」の建設に着手すると発表した。
「DHL千歳ロジスティクスセンター」は2026年末ごろの竣工を予定しており、地上1階建て、延床面積約1万4500m2(約4400坪)のマルチユーザー型施設で、高度な物流ニーズに対して柔軟かつ高機能なオペレーションを実現する。
< DHL千歳ロジスティクスセンターの完成イメージ>
国内外からの投資が加速する千歳の次世代半導体産業集積地に隣接し、製造装置メーカーや材料サプライヤーなどの顧客に対して在庫保管、構内物流、エンジニアリングパーツのオンデマンドデリバリーサービスをはじめとする高度で高付加価値なロジスティクスサービスを提供する。
新千歳空港インターチェンジ至近に位置し、新千歳空港から車で約6分、最先端の半導体研究開発・製造拠点からも車で約20分という国内外へのアクセスを活かし、北海道内外を結ぶ輸送ハブとしての機能も担うことで、半導体関連のサプライチェーンのスピードと柔軟性を高める。
施設やオペレーションでの再生可能エネルギー活用に加え、雨水の再利用設備による水資源の有効活用や、エネルギー効率を高めるモーションセンサー付きLED照明などの設備・仕組みを備える計画。
■概要
名称:DHL千歳ロジスティクスセンター
住所:北海道千歳市平和1006
建物構造:鉄骨造 地上1階建
延床面積:約1万4500m2(約4400坪)
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