近鉄エクスプレスは3月7日、この度、ボルボ・グループと持続可能な航空燃料（SAF）利用に関するパートナーシップ契約を締結したと発表した。
ボルボ・グループは、近鉄エクスプレスを通してSAFから得られる環境価値（CO2 排出削減効果）を購入し、通年契約している全ての航空貨物輸送により発生するサプライチェーン上でのCO2排出（スコープ３）を削減する。これは、2040年までにバリューチェーン全体で気候変動に影響を与えないクライメート・ニュートラルを実現するというボルボ・グループの野心的な目標に貢献するものであり、航空貨物業界全体としてのSAFの更なる利用促
進にとっても大きな一歩となる、としている。
近鉄エクスプレスの家鋪義和上席執行役員は、「フォワーダーとして、顧客とSAFの持つ環境価値を共有できる仕組みを模索する中で、この度、世界で最もサステナブルな企業の一つであるボルボ・グループと新たな取組みを始められること、また、同社にとって、当社が SAF 利用における最初のパートナーとなることを大変光栄に思う」と述べた。
ボルボ・グループのクリスティーナ・ベンツラー・メラ― サービス・マーケット・ロジスティクス担当シニア・バイスプレジデントは「KWEとの戦略的パートナーシップはボルボのサプライチェーン、特に航空貨物輸送において脱炭素化するという当社のビジョンを具現化するもの。単に業界基準を満たすだけではなく、よりクリーンで環境に優しい未来のために積極的に貢献し、当社のサステナビリティ戦略を支えるものとなるでしょう」と述べた。
