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商船三井/三井住友銀行とコミットメントライン契約締結

2022年12月26日/SCM・経営

商船三井は12月26日、トランジション・リンク・ローンによるコミットメントライン契約を三井住友銀行と締結したと発表した。

同ローンは、気候変動への対策を検討している企業が、脱炭素社会の実現に向けて、長期的な戦略に則った温室効果ガス(GHG)削減の取り組みを行っている場合、その取り組みを支援することを目的とした金融手法。同社での同ローンによる資金調達は、LNG燃料供給船「Gas Vitality」、風の力を推進力に変えるウインドチャレンジャー搭載ばら積み船「松風丸」に続き3件目、特定の船舶に紐づかない事業性資金の調達としては同社初となる。

同社は、「商船三井グループ 環境ビジョン2.1」で掲げた目標をサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲットとして設定するトランジション・ファイナンス・フレームワークを策定しており、その適格性については、1.国際資本市場協会(ICMA)「クライメート・トランジション・ファイナンス・ハンドブック」、2.金融庁、経済産業省、環境省「クライメート・トランジション・ファイナンスに関する基本指針」、3.国際ローン市場協会(LMA)他「サステナビリティ・リンク・ローン原則」、および4.環境省「サステナビリティ・リンク・ローンガイドライン」の全ての基準に準拠する旨、「DNVビジネス・アシュアランス・ジャパン」による第三者評価を取得している。

同社グループは、2050年までにネットゼロ・エミッションを達成することを目標に掲げている。同ローンを通じて同社環境戦略をファイナンスの側面から推し進めると共に、グループ一丸となって低・脱炭素社会の実現に貢献していく。

■ローン概要
契約締結日:2022年12月26日
期間:5年
形式:コミットメントライン方式
極度額:600億円
資金使途:事業資金

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