西濃運輸は1月26日、西濃運輸共済会でトラックに非常食を常備する取り組みを同日に開始したと発表した。
これにより、積雪や路面の凍結などによって大規模な車の立往生や、長時間にわたる通行止めに遭遇したドライバーが食事をとれるようにする。
西濃運輸では、事前に通行止めが予測される場合は出発せず各事業所で待機するようにしているが、稀に長時間の渋滞や通行止めに同社の路線トラックが巻き込まれることがあり、過去には完全解消まで丸一日以上を要したこともあった。
これを受けて、西濃運輸などが加入する西濃運輸共済会では、共済会加入会社の長距離を走るトラック5000台に、非常食を常備することを決定。会員企業の中で拠点間を走る路線トラックや貸切トラックを対象に、水を注ぐと食べられるアルファ米と長期保存水2本で構成する非常食セットを常備している。
西濃運輸共済会は、会員企業に西濃運輸とそのグループ会社26社を有する団体。会員とその家族の慶弔に関する事業や、災害・傷病の慰謝・救済に関する事業、不時出費の際の融資に関する事業、その他本会の目的達成のため必要な事業を手がけている。