西武ホールディングスは1月26日、専用サイトで注文した商品を首都圏10か所19拠点の受け取りステーションにあるスマートロッカーで即日受け取れる物流ハブサービス「BOPISTA（ボピスタ）」 の実証実験を、2月1日～3月31日にかけて実施すると発表した。
＜サービス概要図＞
＜BOPISTAが目指すサービスモデル＞
＜西武新宿駅のスマートロッカー＞
「BOPISTA」は、 オンラインで注文した商品を西武鉄道の駅構内や商業施設に設置する冷蔵や常温のスマートロッカーで受け取ることのできるサービス。これまで人流のハブであった駅を物流やサービス提供のハブとして機能をリデザインすることで、生活者・サービス提供者・物流担当者・設置場所オーナーそれぞれの観点から各々の課題の解決とニーズの充足を満たす「四方よし」な新たなサービスプラットフォームを提供していく。
西武グループでは、新たな事業創造の一環として、外部パートナーと連携しながら、同社グループが有するリアルな顧客接点とデジタルサービスを融合させたOMO（Online Merges with Offline）サービスの展開を積極的に推進しており、2021年、2022年に実施した実証実験では、さまざまな商品を非接触で即日受け取れる駅配サービスを提供してきた。
今回の実証実験では、配送スキームの進化を図るとともに、池袋、西武新宿、所沢、紀尾井町、丸の内など10か所19拠点に受け取りステーションを拡大し、自宅や職場の近くといった生活動線上で外出のついでに、自分の好きなタイミングで商品を受け取れるようにする。
＜購入できる商品の一例＞
また、2022年の実証実験で好評だったコストコの商品に加えて、ミールキットや生花、西武線沿線の新鮮なイチゴといった農産物など、全7ブランド約100品の商品をラインナップに追加する。
サービスの利用には、商品代金とは別にロッカー受取枠1口に対して400～800円の利用料が発生する（一部の商品は無料）。
