パナソニックハウジングソリューションズは4月25日、京都産業大学の学生寮に、非対面で荷物の受け取りが可能なマルチロッカーを、6列31ボックス納入したと発表した。
設置した学生寮では多くの宅配物が集中し、宅配業者側・受け取る学校側の双方で負担となっており、荷物のやり取りに多くの時間を費やすことが常態化していた。
大学ではマルチロッカーを納入することで、宅配業者の配達の作業時間削減、学生寮の職員、学生の負担軽減を図る。また、この取組みが「物流の2024年問題」解決への一助となれば、との思いもある。
マルチロッカーは、ロッカーに設置されている操作用タブレット上で扉のロックを解錠、荷物を預けることができるのが特長だ。受取については事前に登録された受取人のメールアドレスに荷姿写真と解錠コードが送信されるため、受取人は遠隔で「いつ・誰から・どんな荷物が届いたか」を知ることができる。
各ボックスには電池式のスマートロックが搭載されており設置場所に合わせた自由度の高いレイアウトが可能(最小2列~最大99ボックスまで増設可)。サイズはS、M、L、XLの4種類あり、様々な大きさ・容量の荷物に対応できる。