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SCSK/東都生協が「atWill Template 倉庫管理」を採用

2023年01月26日/IT・機器

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SCSKは1月26日、倉庫での入出庫管理機能や在庫管理機能を提供する倉庫管理テンプレート「atWill Template 倉庫管理」が、2022 年10月、東都生活協同組合に採用されたと発表した。

<atWill Template 倉庫管理>
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「atWill Template 倉庫管理」入出庫管理や在庫管理などの倉庫管理に必要な機能を提供する業務テンプレート。倉庫での入荷、検品、ピッキング、梱包、出荷など、一連の倉庫内作業を効率化することができる。また、高速開発ツールにより、顧客の業務に合わせて標準機能のカスタマイズや機能の追加・変更が可能であるため、フルスクラッチ開発に比べて導入費用を低く抑えられる。

<現行の課題と導入後の目指す姿>
20230126scsk2 520x236 - SCSK/東都生協が「atWill Template 倉庫管理」を採用

東都生協は、現在運用する2拠点の物流センターの業務プロセスとシステム・ツールが異なっており、付随する業務を効率化していく必要性を感じていた。このたび、物流センターで使用している集品システム(Digital Picking System)の入れ替え計画に伴い、関連する倉庫管理システムの刷新の検討を進めた。

新システムの導入にあたり、2拠点のシステム・ツールの集約と、「入出荷、在庫管理」などの業務共通化による、業務効率アップを目指す。また「温度帯、出荷限界管理」機能を強化し、商品管理レベルのさらなる向上と食品ロスの削減を進める。

システム選定にあたっては週単位で扱い商品が大きく変化するという生協業務の独自性から、既存のパッケージ製品では東都生協が求める商品管理が実現困難である一方、実現するためにはスクラッチでの開発もしくはパッケージ製品のカスタマイズが必要であり、開発期間、コストともに膨大になるといった課題があった。そのような中、高い評価を得たことで、「atWill Template 倉庫管理」の採用に至ったもの。

評価では、「倉庫管理に関する基本機能を標準提供、生協の独自業務に合わせて機能を柔軟かつ高速に開発可能」、「高速開発ツールのレクチャーおよびその利用により、機能の追加・変更が自社でも可能」、「SCSKの長年の生協における開発・運用実績に基づく業務理解、要件定義力とプロジェクト遂行能力」を挙げている。

SCSKでは長年にわたり培ってきた生協業界での開発、運用の経験・知見を生かし、今回のプロジェクトを通じて小売業の倉庫管理に必要となる商品のロケーション設定機能を「atWill Template 倉庫管理」に追加し、製品の機能向上を図る。その上で、同様の課題に直面している生協や小売業の顧客の負荷軽減・課題解決に取り組んでいくとしている。

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