日本郵船は2月3日、愛知県の佐久島での環境保全を目的として、西尾市役所へ300万円の寄付をすることを決定、2日に贈呈式を行ったと発表した。
<贈呈式の様子 左から、日本郵政名古屋支店 笹田祐典 支店長、西尾市 中村 健市長>
知多半島と渥美半島に囲まれた三河湾に浮かぶ離島「佐久島」は、近年アートの島として注目を浴びているが、人口減少・高齢化が進み、住民だけでは島の自然や景観を保つのが困難となっている。
同社は、多くの船舶が入出港する伊勢湾地域の環境保全を支援するため、西尾市役所へ300万円を寄付することとした。寄付金は主に、藻場(もば)育成に関する調査・再生活動、アマモの苗の育成等などに充てられる。さらに、例年実施されているアマモの苗付けのボランティアにも、今年から同社グループ社員が参加することを決定した。
西尾市役所で開催された贈呈式には、同市の中村健市長をはじめ、同社名古屋支店および同社グループ会社の旭運輸関係者が出席。中村市長は今回の支援に対し、「寄附だけでなくボランティアにもご協力いただけて大変ありがたい。藻場再生活動はSDGs、カーボンニュートラルに資する事業であり、企業と協力して推進することは意義がある。当活動の深化に有効に活用させていただく」と述べた。
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