日新は3月27日、デジタルフォワーディングサービス「Forward ONE」を全面リニューアルし、同日からサービス提供を開始すると発表した。
＜Forward ONE各種画面＞
「Forward ONE」は顧客とフォワーダーの間で行われる「国際輸送費の算出、本船スケジュール・輸送スペースの確認、Booking依頼、書類のやり取り、船積み作業の進捗管理、本船のトラッキング」などをオンラインサイト上で一貫して行うことで、各関係者の業務効率化・負担低減を図るサービス。
「Forward ONE」リニューアル第一弾の特徴には、1．物流費見積の即時算出・出荷スケジュール確認の効率化、2．見積書のクラウド管理、検索履歴の更新から最新費用を即確認可能、3. 出荷情報、貨物荷姿や物量のテンプレート化が可能、4. 国際物流情報をタイムリーにお届け、5. 各輸送モードの手配や通関手続き・海外での物流手配もサポートがある。
＜Forward ONE開発ロードマップ＞
現在進めている二次開発では 「船積み作業の進捗管理、本船動静・リアルタイムトラッキング、貨物保険機能やCo2概算排出量の確認」 などの機能を順次提供予定。
「Forward ONE」では各パートナー企業との共創、新機能の開発にも意欲的に取り組んでいる。今春以降の二次開発では、貨物保険機能で「損害保険ジャパン」が提供する「MARINE My Page」の保険費用の見積算出・付保機能との連携を予定している。また、「STANDAGE」が提供するデジタル貿易プラットフォーム「デジトラッド」での国際物流費用の検索機能との連携も予定している。
日新は、「物流サービスを通じて社会の持続的な発展に貢献すること」を使命とし、世界24か国、地域のネットワークと85年間に亘る国際際物流のノウハウを落とし込んだ、デジタルフォワーディングサービス「Forward ONE」を通じて新たなサービス・付加価値を顧客に提供し、諸外国と比較して後れを取っている日本の貿易実務・輸出入手配の効率化に貢献していくとしている。
