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大和ハウス/岡山市で中継輸送対応のマルチ物流施設竣工

2023年03月31日/物流施設

大和ハウス工業は3月31日、岡山市北区で建設していたマルチテナント型物流施設「DPL岡山空港南B棟」を竣工したと発表した。

<DPL岡山空港南B棟>
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<地図>
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同施設は、岡山市街地(岡山市役所)まで15kmと消費地へのラストワンマイル配送に適した立地。また、山陽自動車道「岡山IC」まで5kmとアクセス性が高く、中四国地方をカバーする物流拠点として、また九州地方と関東地方などをつなぐ中継輸送の拠点としても活用できる。

地上2階建て延床面積1万5700m2のマルチテナント型施設で、最大2社が入居可能。岡山県内のマルチテナント型物流施設では希少な低床式倉庫となっており、入居企業は、ドライバーがトラックを乗り換える必要がない貨物の積替え方式での中継物流体制を構築できる。

大和ハウスによると、岡山県の営業倉庫面積は充実した広域高速交通網によって中四国地方で最大となっており、2019年には2014年比で30%増加するなど、物流施設の開発が進んでいる。また、物流の「2024年問題」が差し迫る中、九州地方と関東地方をつなぐ中継輸送の拠点としても、同県の物流施設のニーズが高まっているという。

同社が同県で開発した3棟のマルチテナント型物流施設は、いずれも竣工時に満床稼働しており、DPL岡山空港南B棟の竣工で同県でのさらなる物流施設需要に応えるとしている。

■「DPL岡山空港南B棟」概要
所在地:岡山市北区富吉2448-34(地番)
交通:「岡山空港」4.7km、山陽自動車道「岡山IC」5.0km
敷地面積:3万7286.33m2(DPL岡山空港南A棟の面積含む)
延床面積:1万5714.20m2
賃貸面積:1万4167.16m2
構造・規模:鉄骨造2階建て
設計・施工:大本組・GEN設計JV
着工:2022年5月20日
竣工:2023年3月31日

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