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GLM/トラック等商用車向け車載用サブバッテリー開発を開始

2023年04月04日/IT・機器

電気自動車(EV)の開発を行うGLMは4月4日、商用車(主に大型トラック)向け車載用サブバッテリーシステムの開発を開始し、この度プロトタイプを発表した。

同製品は2023年7月の量産開始を予定している。

<車載用サブバッテリー>
20230404glm1 520x346 - GLM/トラック等商用車向け車載用サブバッテリー開発を開始

<車載用サブバッテリー裏側>
20230404glm2 520x346 - GLM/トラック等商用車向け車載用サブバッテリー開発を開始

<大型トラックでの利用イメージ>
20230404glm3 520x347 - GLM/トラック等商用車向け車載用サブバッテリー開発を開始

バッテリー容量は2.45kWh(2450Wh)を予定。これは車内での冷暖房機器の長時間の稼働を可能にする大容量のものとなる。(アイドリングストップクーラー約12時間<ナイトモード時>、電気ヒーター約6時間<400W>、電気毛布約40時間<45W> ~同社調べ~)このサブバッテリーを搭載することにより、主に都市部などで問題となっている待機中トラックのアイドリング問題解決へ大きく寄与するとともに、近年高騰を続ける燃料費の削減も期待でき、環境問題や2024年問題に取り組む貨物自動車運送事業者等への納入を狙っている。

この大容量サブバッテリーを搭載することで得られるメリットは多岐に及ぶが、まず挙げられるのが経済面のメリット。車両待機中のアイドリングによる燃料消費は年間約30~50万円(同社算出)もの額になり、近年高騰の一途にある燃料価格による大幅なコスト増に直面している貨物自動車運送事業者にコストダウンを提案できる。

また、主に都市部で大きな問題となっている、待機中の大型トラックのアイドリングによるCO2排出削減に取り組みつつ、2024年問題によるドライバーの休息時間増加への対応も迫られる運送業界にとって同バッテリーの搭載は解決の糸口となり得る、としている。走行中にオルタネーターで自車発電したエネルギーで充電する同製品は、約4時間の走行で80%の充電が可能であり、蓄電した大容量の電力を冷暖房や各種家電の利用に使用できるため、過酷な労働環境下にある長距離ドライバーに休息時の快適な車内空間を提供でき、労働環境の改善が期待できる。また、災害級大雪等による立ち往生時の車内空間の安全性の確保にも大きく寄与する。

さらに、大容量バッテリーの搭載にあたっては特に安全性の確保が重要となる。その点この製品は「YUASA M&B」からリチウムバッテリーの供給を受けている。これは高い安全性が要求される電気自動車車載用の「リン酸鉄リチウムバッテリー」で、高度な信頼性を有している。また、過充電や過放電保護、温度管理など内部バッテリーが安全に動作するよう監視及び管理を行う「バッテリーマネジメントシステム(BMS)」を搭載するユニットは車載を前提とした専用設計によるもので、トラックの走行シーンにも対応する高耐久性を実現している。

同社はEVスポーツカーの量産をはじめとしたEV開発で培った知見と技術を最大の強みとしており、今回のバッテリーシステム開発にあたってもそれらを惜しみなく注ぎ込むことで、高性能で安全性の高い製品の開発を実現している。

開発にあたってはダブルクラッチと協業体制を構築。商用トラックを複数台有し、商用車向け先進製品の開発を行っている同社との協業により、製品の実証実験や実利用シーンからのリターンを迅速に開発現場に落とし込むことができ、より利用者のニーズに寄り添った製品の開発をスピーディーに推し進めることが可能となった。

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