長瀬産業は4月10日、同社が事業開発を行うEasyMile社製自律運転けん引車「TractEasy」に、パナソニック ホールディングス開発の遠隔管制システム「X-Area Remote」を採用・搭載し、関西空港にてピーチ・アビエーション(Peach)、関西エアポートと協力して動力供給機材の運搬を想定した実証実験を開始したと発表した。
この実証試験では、関西空港エアロプラザビル内の Peachオフィスから「TractEasy」を遠隔操作し、航空機の動力供給機材の運搬を想定した安全性や走行能力、遠隔操作・監視システムの操作性や実用性を検証する。
長瀬産業は、これまで人手不足や作業効率化を課題とする様々な業界に対し、自律運転けん引車「TractEasy」の導入拡大に向けた実証を重ねてきた。2022年11月に行った製造現場での機材運搬実証に続いて、今回は空港内の地上作業における運搬実証となる。
今後も、貨物輸送自動運転プラットフォームの社会実装を見据え、この車両の実証試験およびサービス事業化を進め、空港・港湾を中心とした物流業界への導入拡大を図っていくとしている。