ジャパン マリンユナイテッド（JMU）は4月20日、有明事業所（熊本県玉名郡長洲町）で建造していた次世代省エネ型バルクキャリア「CAPE SUN（ケープ サン）」の引き渡しを完了したと発表した。
＜CAPE SUN＞
同船は、フランスのダンケルク港要求を満たした最大船型を採用。最新の解析技術による低抵抗・高効率を追求した最適船型と、独自の省エネデバイス「Super Stream Duct」「SURF-BULB」「ALV-Fin」の最適化により、従来船に比べて大幅な燃費削減を達成しているほか、電子制御エンジン、低摩擦塗料、大直径プロペラの採用で、燃費性能を向上させている。
また、「LEADGE-BOW」と呼ばれる船首形状と新騒音規則にも配慮した低風圧居住区の採用により、実海域性能を向上。バラスト水処理装置の装備、有害物質一覧表の保持、SOxスクラバー搭載、NOx排出規則Tier3に適合するなど、さまざまな環境規制に対応している。
■CAPE SUN概要
全長：292.0m
幅：45.0m
深さ：24.55m
喫水：18.234m
載貨重量：18万2436トン
総トン数：9万3343
主機関：MAN-B＆W 7S65ME-C8.5-HPSCR ディーゼル機関1基
航海速力：14.05ノット
定員：25名
船級：NK
船籍：キプロス
