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harmo/ドライバーの薬剤服用と運転事故リスクの関係性調査

2023年05月23日/調査・統計

シミックホールディングスのグループ会社であるharmoは5月23日、ドライバーの薬剤服用と運転事故リスクの関連を調査し、ホワイトペーパーとして公開した。

この調査は高齢社会の進行に伴い、増加が懸念される疾患を抱えたドライバーの健康起因事故と薬剤服用との関連についてのデータ入手を目的に実施したもの。

harmoが提供する電子お薬手帳サービス「harmoおくすり手帳」の利用ユーザーのうち、過去6か月以内に調剤歴のある20歳以上の人を対象に、運転中のヒヤリハット経験や会社への服薬申告の有無、医療者への職業の申告有無などを調査したもの。2383人が回答し、おくすり手帳データと掛け合わせて解析を行ったもの。

それによると、ドライバーの薬剤服用と運転事故リスクの関係性調査では、薬剤を服用しているドライバーの4人に1人以上(26.0%)が直近6か月以内でヒヤリハット経験あり。また、睡眠鎮静剤を服用するドライバーのうち、40.4%がヒヤリハット経験ありの結果となった。

この調査によりヒヤリハット経験のあるドライバーにおける服薬実態を明らかしたことで、悲惨な健康起因事故の防止だけでなく、 「物流の2024問題」(職業運転手不足)の対策の一助となればとしている。物流業界は今後、さらに人手不足が深刻となると予測されており、ドライバーの健康管理についての重要性がさらに注目されていくことが考えられると締めくくっている。

■ホワイトペーパー
https://www.cmicgroup.com/library/whitepaper/harmo_driversurvey

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