ダイムラートラック、三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)、日野自動車、トヨタ自動車の4社は5月29日、CASE技術開発の加速を目的とした協業と、MFTBCと日野自動車の経営統合について、基本合意書を締結したと発表した。
4社は協業によってグローバルでのCASE技術の開発と商用車事業の強化を図り、これらを通じてカーボンニュートラルの実現と、豊かなモビリティ社会の創造に取り組む。
経営統合は新会社を設立し、統合2社が新会社の完全子会社となる形で実施。MFTBCと日野自動車は対等な立場で統合し、商用車の開発、調達、生産分野で協業することで、グローバルな競争力のある日本の商用車メーカーを構築する。
ダイムラートラックとトヨタ自動車は、新会社(上場)の株式を同割合で保有し、水素をはじめCASE技術開発で協業するとともに、同社の競争力強化を支える。
なお、新会社の名称や本社所在地、体制、協業の範囲や内容については、協議の上で2024年3月期中の最終契約締結、同年中の統合完了を目指すとしている。