椿本チエインは6月29日、高速自動仕分けシステムの環境負荷低減モデル「クイックソートEP」を7月1日に発売すると発表した。
＜環境負荷低減タイプの高速自動仕分けシステム「クイックソートEP」＞
同社では、ターンローラタイプの高速自動仕分けシステム「クイックソート」を1997年に発売。2021年2月からは、既設のコンベヤラインや自社の装置に組み込んで使用できる「仕分け・分岐ユニット」単体の販売も開始している。
新発売の「クイックソートEP」は、従来エアシリンダで行っていた分岐操作（ターンローラの方向転換）を電動アクチュエータに変更。クイックソートの「商品に優しい仕分け、様々な形状の搬送物への対応が可能」「設備拡張が容易」「防火区画をまたいだシステム構成が可能」といった特長はそのままに、省エネルギー（従来比で消費電力量を34％低減）、低騒音化（瞬間最大音圧レベルを8.3％低減）を実現した。
さらに、エアシリンダの付帯設備が不要となるため、メンテナンス・ランニングコストを削減でき、設置工期の短縮にも寄与する。
仕様は、搬送物サイズがL450mm×W300mm×H300mmまで対応可能な型式「0606」と、L750mm×W500mm×H500mmまでの「0810」の2種類をラインナップしており、2023年度に200台、2025年度に500台の販売を計画している。
