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四恩システム/椿本チエインと開発連携した牽引型AGVを販売開始

2025年08月05日/IT・機器

AGV(無人搬送車)の開発・導入を手掛ける四恩システムは8月5日、荷物を載せた台車などを後ろに引っ張って搬送する新機種「RETAINER(リテーナー)」の販売開始した。

椿本チエインが開発する自動連結切り離しユニット「ACTDOM(アクトダム)」と連携したもの。台車含め最大1100kgまで牽引でき、重量物や多くの物を一度にまとめて搬送するのに適している。

<RETAINER>
20250805sion1 - 四恩システム/椿本チエインと開発連携した牽引型AGVを販売開始

<ACTDOM>
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「RETAINER」は、開発構想段階から「ACTDOM」との連携を目指していた。連携により実現した機能は、「自動後退駐車」と「台車の自動連結・自動切り離し」の2つ。

<後退駐車の様子>
20250805sion3 - 四恩システム/椿本チエインと開発連携した牽引型AGVを販売開始

「ACTDOM」には後退駐車機能が実装されており、あらかじめ指定した位置に自動で整列駐車できるため、搬送経路上に台車を置き去りにすることがなく、通行の妨げになることを防げる。

<自動連結の様子>
20250805sion4 - 四恩システム/椿本チエインと開発連携した牽引型AGVを販売開始

また多くの場合、牽引型AGVは、AGVと後ろの台車の連結を人の手で行う必要があるが、「ACTDOM」はマーカー認識により台車の位置を検出し、自動で連結・切り離しを行うため、省人化につながる。

マーカーを取り付けることで様々なサイズの台車に対応でき、搬送時の大幅な手間の削減を目指せる。

「RETAINER」に「ACTDOM」を搭載する場合は、牽引オプションとして選択可能。四恩システムは椿本チエインと連携し、合わせて使うことを提案していきたいという。

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