椿本チエインとKDDIの合弁会社であるNexa Wareは12月16日、冷凍・冷蔵食品仕分け業務効率化に向けて、GINFONが開発・製造する3D立体クロスベルトソータ「3D Nexus Sorter」を、埼玉県加須市の流通サービス騎西物流営業所に試験導入した。
＜流通サービス騎西物流営業所で稼働する3D Nexus Sorter＞
冷凍食品の出荷作業は、商品サイズや形状、出荷形態など、さまざまな条件下で行う必要があり、スペースにも制約が多いことなどから、自動化、省力化設備の導入が遅れている。
3D Nexus Sorterは、限られたスペースでの出荷作業効率化を狙いに、自在に高さを設定できる昇降式クロスベルト高速仕分けを採用。多彩なレイアウト（ループ、L字）に対応するほか、桟（さん）とクロスベルト式仕分けにより、ボール状のものなど転がりやすい搬送物に対応する。
クロスベルト式キャリアを自在に昇降させながらループ状に高速走行して仕分けていく構造により、正確な仕分けと、1時間当たり最大6000点の高い仕分け処理能力を実現。誤出荷を防ぎ、高品質・高効率な出荷作業を省スペースで実現する。
3D Nexus Sorter稼働の様子はこちら（動画）。
ユニット単位で設計・構成されているため、設置条件に応じて標準ユニットを組み合わせるだけで、さまざまなレイアウトに対応。設備拡張や移設作業にも柔軟に対応可能で、物量や取り扱い荷物、場所の変更などにも簡単に対応する。
また、ソータ稼働データをリアルタイムに監視することで、故障発生時のリモートサービスを標準装備。迅速な復旧対応や、故障を未然に防ぐ事前アラーム、メンテナンス情報の提供などが可能となっている。
椿本チエイン／物流倉庫向けデータ分析サービスで新プランを提供開始
