椿本チエインは9月24日、大森機械工業から3次元マテハンシステム「T-AstroX（アストロクス）」を受注し、大森機械工業越谷工場・北棟で2026年6月に稼働する予定であると発表した。
＜3次元マテハンシステム「T-AstroX（アストロクス）」＞
大森機械工業は包装用機械や包装用関連機器のメーカーで、「T-AstroX」は、北棟の保守部品の保管・ピッキング工程で採用され、部品の高効率保管や在庫管理のDX化、ピッキング工程の大幅な自動化を担う。
「T-AstroX」は、物流センターや製造工場の保管・搬送・ピッキングなどの複数工程を大幅に自動化するGTP（Goods to Person）システムとして開発。ワークを保管する棚と、ワークを搬送するロボット、ワークの入出庫やピースピッキングを行うワークステーションで構成。人手不足の解消や作業の効率化に貢献する。
納入する仕様は、約2000種類・4万点の部品、約1500点の仕掛品の在庫管理を行うシステムで、1日当たりの入出庫量は合計1000点以上を予定している。
要望に応じて、ワークステーションの形状や運用をカスタマイズ提案したほか、24時間オンコールサービスなど、メンテナンス体制も採用のポイントになったとしている。
■納入仕様
ステーション数：3式（入出庫兼用）
有効間口数：約1800間口
搬送ロボット（台車）数：4台
稼働時間：8時間／日
アイオイ・システム／立体型仕分けソーター3機種を10月から受注販売
