ANAホールディングスが7月28日に発表した2024年3月期第1四半期決算によると、貨物収入は国際線が381億円(前年同期比59.7%減)、国内線が52億円(10.4%減)となった。
国際線貨物では、北米=アジア・中国間の貨物需要の取り込みに努めたものの、半導体・電子機器、自動車関連をはじめとした主要産業のマーケット需要が減退したこと等から、輸送重量・収入ともに前年同期を下回った。
路線ネットワークでは、路線や曜日別に需要動向を見極め、必要に応じて貨物専用機の供給量を調整することで収益性の確保に努めた。
なお、日本の航空会社として初めて、IATA(国際航空運送協会)が策定した生鮮食品輸送における国際品質認証である「CEIVフレッシュ」を取得し、輸送サービスの拡充と品質の向上を図った。