アルプス物流が7月28日に発表した2024年3月期第1四半期決算によると、売上高288億3300万円（前年同期比3.6％減）、営業利益14億1900万円（24.2％減）、経常利益18億3000万円（26.4％減）、親会社に帰属する当期利益10億3200万円（28.4％減）となった。
電子部品物流事業では、売上高154億7500万円(10.4％減)、営業利益8億8500万円(26.9％減)だった。
半導体などの部品供給不足が緩和に向かい車載関連の生産は回復傾向となったが、需要が低迷しているパソコン、スマートフォンなどの情報通信機器関連の生産は低調に推移した。
貨物取扱量の減少などにより売上高は減少したが、これを挽回すべく新規顧客への拡販に注力した。また、コスト面では生産性向上による削減に取り組んでいる。しかしながら、荷動きの停滞に伴う効率悪化、インフレによるコスト増加などの影響により減益となった。
通期は、売上高1230億円（1.5％増）、営業利益67億円（16.7％減）、経常利益62億円（29.5％減）、親会社に帰属する当期利益38億円（24.5％減）を見込んでいる。
