トナミホールディングスが8月10日に発表した2024年3月期第1四半期決算によると、売上高348億200万円（前年同期比0.4％減）、営業利益15億2200万円（11.9％減）、経常利益17億8100万円（11.3％減）、親会社に帰属する四半期純利益10億9700万円（25.9％減）となった。
物流関連事業の売上高は、貨物輸送量の減少などにより326億3700万円（1.0％減）、営業利益は12億5900万円（17.1％減）となった。
同事業では、中長期的な成長を継続するための経営基盤強化に向け、DXによる業務効率化や生産性の向上を図っているほか、新たな事業所を開設（トナミ運輸尼崎支店・尼崎流通センター・関西センターを2023年4月6日に竣工）するなど事業規模の拡大に努めた。
また、脱炭素化の取り組みとして、環境省の実証委託事業「水素エンジントラック開発プロジェクト」に参画しており、貨物輸送事業での実用性と環境性・経済性を評価するための実証実験に着手している。
通期は、売上高1500億円（5.7％増）、営業利益80億円（8.4％増）、経常利益84億円（2.6％増）、親会社に帰属する当期純利益58億円（7.6％増）を見込んでいる。
