海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」を運営する tensoは9月11日、香港向けに新たな配送サービス「Buyee 空運香港」を提供開始したと発表した。
これまで香港エリアで Buyee を利用している顧客は宅配受け取りしか選択肢がなかったが、同サービスの開始により商品注文時に自宅外での受け取りが選択でき、186の受取店舗で受取可能となる。また、軽量帯荷物が国際配送料金と香港現地配送料金を合わせて588円から利用可能できるようになる。
香港は、Buyeeの利用ユーザーも多く、日本の商品が活発に購入されているエリア。一方で、配送事情として、人口密集地域であり限られたスペース内に住居が集中していることから置き配が難しく、さらに共働き世帯が多い傾向があるため、日中の自宅での宅配便の受け取りが難しい状況となっていた。そのため、自宅外での荷物の受け取りの需要が高く、セルフ受取店舗やロッカー、カウンター等が広く普及している。
「香港のBuyeeユーザーからはかねてより、注文時から自宅外での受け取りが選択できるようにして欲しいとの要望や、配送業者に自宅の住所を知られたくないという声もあった」と同社。そこで海外配送においてもセルフ受取店舗の利用を選択でき、さらに軽量帯で安価な送料を実現する「Buyee 空運香港」の提供を決定した。
「Buyee 空運香港」の受取可能店舗については、今後も随時増加予定。また、国際配送料金と香港現地料金合算で588円から利用できる圧倒的な低料金を実現。香港の顧客の生活実態に即し、さらにお得な配送サービスを提供することで、購入利便性の向上を図るとしている。
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