東ソー物流は9月23日、同社とグループのコーウン・マリンが、令和5年度の船員安全・労働環境取組大賞(特別賞)を受賞したと発表した。
東ソー物流は初の受賞、コーウン・マリンは2022年に続き2年連続の受賞。9月22日に国土交通省海事局長室で表彰式が開催され、海谷海事局長から表彰を受けた。
両社による取り組みの名称は、「やっちゃるぜ!船員健やかライフ!!~運航会社と配乗子会社による健康意識向上に向けた取り組み~」。
同取り組みでは、オペレーターである東ソー物流の乗組員を対象に、船員法に基づく健康検査項目以外の検査項目を2020年から独自で実施(ダブル健診)。健診結果の全体傾向をオペレーターと船主で共有し、特定保健指導の実施促進に注力している。
また、配乗子会社のコーウン・マリンでは、乗組員とその配偶者を対象とした「福利厚生健診」を2018年から実施し、重症化・停船リスクを軽減。「福利厚生健診」は、簡易がん検診「N-NOSE」や「PET」なども費用補助の対象としている。
東ソー物流グループでは、人的資本経営を意識的に導入しており、今日実施して、明日結果が出るものではないものと捉え、継続的にこれらの取組を実施していく考え。引き続き、船員とその家族が安心して働ける職場を創造していくとしている。