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丸紅/グラハン業務監視システムの販売を東南アジアにも拡大

2023年10月04日/IT・機器

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丸紅は10月3日、Assaia Inc.への出資契約を9月14日に締結したと発表した。

<特殊車両を用いて行われる様々なグランドハンドリング業務を監視する様子>
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Assaiaは、空港制限区域内の航空機駐機場(スポット)におけるグランドハンドリング業務をリアルタイムで監視するシステム(ApronAI)を開発し、空港会社・航空会社向けにサービスを提供するAssaia International AGの100%親会社。

丸紅は、この出資を通じて、2019年から日本向けに取得していたApronAIの独占販売権の範囲を東南アジアにも拡大する。

ApronAIは、スポットカメラより取得した画像を人工知能(AI)で分析し、航空機や搭乗橋の動作、貨物・手荷物の搭降載状況、給油・離陸前の点検作業などのグランドハンドリング業務の進捗や遅延率をリアルタイムで可視化するシステム。グランドハンドリング業務は、各スポットで複数の関係者により同時に進行し、情報は航空会社、グランドハンドリング会社、空港会社、航空局、航空管制等で個別に管理されている。

<空港全域の様子をリアルタイムで可視化>
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また、作業情報は目視や無線等を介し、アナログな手作業で管理されており、人手不足と効率的な情報共有が課題となっている。ApronAIの導入により、業務状況を関係者間でリアルタイムにデジタルで共有可能となり、グランドハンドリング業務の最適化や、省人化、品質向上等が期待される。

新型コロナウイルス感染症の影響で、航空旅客需要および訪日旅客需要は一時的に落ち込んだものの、日本国政府は訪日旅客数の目標を、大阪・関西万博が開催される2025年にはコロナ前の2019年水準超え、2030年には6000万人に設定している。一方、空港内地上スタッフの人手不足は一層深刻化しており、グランドハンドリング業務のデジタル・トランスフォーメンション(DX)は喫緊の課題となっている。

丸紅は、この出資を通じて、東南アジアにおける空港ビジネスに進出する他、Assaiaの持つ技術と、丸紅が出資するグランドハンドリング事業会社のスイスポートジャパン(スイスポート・インターナショナル:51%、丸紅:49%)や、空港内特殊車両の自動化を行うAiRO(丸紅:66%、ZMP:34%)などで培った知見・ソリューションを掛け合わせることで、空港ビジネスの効率化・DXを加速するとしている。

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