Exotec SAS（Exotec）の100％子会社であるExotec Nihonは10月5日、全世界でExotecの倉庫ロボティクスソリューションを採用した顧客の拠点数が100を超えたことを発表した。
＜Exotec倉庫ロボティクスソリューション＞
Exotecは、APAC、ヨーロッパ、北米において拡大しているビジネスをサポートするため、2024年までに世界の従業員数を前年比約2倍に増やす予定だ。
ExotecのCEO兼共同設立者であるロマン・ムーランは「100以上の顧客拠点を達成したことは、私たちのビジネスはもとより、倉庫ロボット業界にとっても重要なマイルストーンです」 と述べ、さらに「世界の一流ブランドは、倉庫での作業効率の改善や人的労働力の増強という面でExotecを信頼しており、サプライチェーン全体を改革する原動力としても活用している」と話している。
＜各エリアの実績規模とオフィス＞
西ヨーロッパで、Exotecは新規顧客の獲得と新規国への進出で飛躍的な成長を遂げた。6月にはCEVA Logisticsと提携し、オランダの2拠点に57台のロボットを納入、7月には世界的な事務用品販売会社Lyrecoと提携し、フランスの物流センターにロボットを納入している。 2023年4月、Exotecは自動車アフターマーケット業界の欧州リーダーであるAlliance Automotive Group (AAG)と顧客パートナーシップを結び、英国市場での存在感を確固たるものにした。
中央ヨーロッパでは、ExotecはポーランドのインテグレーターA1 Sorterとの提携を発表し、ポーランドの自動車業界向けロジスティクス・サービス・プロバイダーであるILSとの共同プロジェクトを実現した。A1 SorterとExotecは、ポーランドのザクロシムにあるILSのフルフィルメントセンターにSkypodシステムの導入を進める。
世界で最も急成長している市場のひとつであるAPACは、Exotecが世界中に拡大する中で、特に注目されてきた。2023年8月、Exotec NihonはエンジニアリングとITサービスを提供するPOSCO DX Co., Ltd.と提携し、韓国に進出することを発表した。韓国はAPAC諸国においてExotecのソリューションを採用した、日本に次ぐ2番目の国であり、戦略的市場でもある。日本では、Skypod システムを総合物流企業であるアルプス物流に導入、またEC向けのフルフィルメント・サービスを提供するアッカ・インターナショナル社とその顧客でアパレルなどを手掛けるパル社と新たに提携し、記録的な成長を続けている。
